デイサービスで働く看護師のやりがいについて

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デイサービスでの看護師のやりがいについて

デイサービスの看護師のやりがいって、どこに見出せると思いますか？

お仕事には給料や待遇、仕事内容など様々な条件があります。中でも、特に医療者が重要と考えている条件に、“やりがいがある仕事かどうか？”を挙げる方も多いのではないでしょうか。

確かにやりがいは、仕事へのモチベーションや満足度を上げる重要な条件でしょう。

ところで、転職を考えている看護師さん、デイサービスで働く看護師にはどのようなやりがいがあるか知っていますか？

デイサービスという職場は、病院やクリニックといった医療施設とはまた異なった役割とやりがいがあります。

今回は、私の経験も含めながらデイサービスで働く看護師のやりがいについて、お伝えします。

あなたの転職のお役に立てたら嬉しいです。

デイサービスの看護師がやりがいを感じる瞬間は？

デイサービスで看護師がやりがいを感じること、それは利用者さんが毎回元気にデイサービスに通って来れていることです。

「そんなの、当たり前では？」と思われる看護師さんもいるのではないでしょうか。

当たり前のようで、当たり前ではないのです。デイサービスで働く看護師の1番の役割は、利用者さんの健康管理です。

利用者さんや家族の健康相談を受けることによって生活の不安を取り除くこと、体調悪化が起こった場合は早期発見・対応していくことが、デイサービスの看護師の役割として望まれています。

疾患や障害を抱えている利用者さんの中には、途中で状態が悪化してしまい、デイサービスに来れなくなってしまう方もいます。

一方で、日によって体調の浮き沈みを訴えることもありますが、週に1～2回のデイサービスでの健康管理やリハビリを続けながら、数年間も状態が維持できている利用者さんもいるのです。

そのような利用者さんが、毎回元気な顔を見せてくれる時、私はデイサービスの看護師として嬉しさとやりがいを感じることができます。

また私が看護師として働いているデイサービスは、理学療法士や作業療法士はいませんので、看護師がリハビリに関わっています。

主に筋力マシーンの介助や歩行練習の介助を中心に行っています。

利用開始当初は、とても姿勢が崩れていた利用者さんや、歩行の介助量が多かった利用者さんが、デイサービスに継続して通うことで、少しずつ改善していく所を目にすることができます。

このように、利用者さんのＡＤＬが改善すると、家族からも感謝の言葉をいただくことがあり、やりがいを感じます。

特に専門的なリハビリの知識がない看護師でも、介護福祉士やケアワーカーと協力しながら利用者さんのＡＤＬ向上を図っていけることは、とてもやりがいを感じることができます。

デイサービス 看護師のやりがい･･･地域でも大事な多職種チーム

デイサービスの看護師のやりがいについて、別の角度から考えてみましょう。

あなたもご存じの通り、デイサービスは介護保険サービスの一環です。

ですから、ケアマネージャーが立てるケアプランに沿って行われています。

ケアプランとは、名の通り在宅ケアの計画表です。

計画表には、デイサービスの利用者さん1人1人の目標があり、デイサービスもその目標を達成する手段として実施しているのです。

ですから、利用者さんが関わっているケアマネージャーや訪問看護師、ホームヘルパー、福祉用具の業者などは、場所は違えど利用者さんを取り巻く1つのチームとして存在しています。

そのような理由で、デイサービスで働く看護師も、必要があればケアマネージャーが開催する定期的な“サービス担当者会議”に出席して、利用者さんに関する情報共有を行うことがあります。

定期的な会議以外にも、何か変わったことがあればケアマネージャーに電話で連絡を取り、利用者さんについて話し合います。

このように施設内だけでなく、地域のスタッフとも関わりが持てるということ、そしてチームの一員として利用者さんや家族の生活をサポートできるということは、とてもやりがいを感じます。

利用者さんの数だけチームは存在しますので、働き続けることでどんどん地域の繋がりが広くなっていきます。

これは、病院内では経験できない貴重な経験（やりがい）だと思います。

デイサービスにやりがいを感じる看護師さん

デイサービスでの看護師のやりがいについて、ここまでお話ししてきたことは私個人の意見ややりがいを感じた経験も含まれています。

どのような仕事にやりがいを感じるかは、人それぞれでしょう。

最後に、やりがいから考える、デイサービスに向いている看護師さんについてお話しします。

それは、病院経験が豊富な看護師さんです。なぜかというと、デイサービスは看護師1人の職場が多く、看護師は唯一の医療者として頼られることが多いのです。

更に、介護福祉士やケアスタッフへ指導的な関わりが必要となったり、急変対応を一人でこなさなければならないという現場でもあります。

ですから、病棟での新人指導や、リーダー経験などがある看護師さんはとてもおすすめです。

医療面でのリーダーとして、適切な判断やマネジメント能力を大いに発揮できるやりがいのある現場となるでしょう。

また、在宅や地域の看護を学びたいと考えている看護師さんや、介護予防に興味がある看護師さんも向いています。

利用者さんの中には、最期まで自宅で暮らしたいという希望を強く持たれている方も多くいます。

デイサービスは、そのような利用者さんには無くてはならない施設であると思います。

利用者さんの希望を、健康管理とリハビリという形から看護師として支えていけるデイサービスは、とてもやりがいを得られる現場となるのではないでしょうか。

益々進む超高齢社会の中で、地域のニーズも更に高まっています。

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