デイサービスの看護師とレクリエーションについて

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デイサービスの看護師とレクリエーションの実際

デイサービスの看護師にとってレクリエーションは、重要な仕事内容です。

介護保険下で実施されている通所型の介護サービスであるデイサービスでは、入浴や食事、リハビリテーション、レクリエーションなどが行われています。

看護師は主に健康管理やリハビリテーションを実施しますが、レクリエーションにも関わっていることが多いです。

レクリエーションは、慣れている看護師さんもいれば、これまで経験のない看護師さんも多いのではないでしょうか。

今回は、デイサービスで行われているレクリエーションの実際と看護師の関わりについてわかりやすくお伝えします。

デイサービスの看護師は、レクリエーションをどう行う？

デイサービスの看護師でなくてもレクリエーションに関わる事はありますね。

あなたは、今までに職場でレクリエーションに関わったことがありますか？

精神科病棟や療養病棟、特養、老健、小児施設などに勤めていた看護師さんは、沢山の経験があるでしょう。

一方、病院の急性期などに勤めていた看護師さんは、レクリエーションの経験が比較的少ないのではないでしょうか。

デイサービスのレクリエーションとは、主にリハビリとしての運動、認知症予防、社会的交流といった目的があります。

また普段は一人で、もしくは家族との外出が困難な利用者さんにとっては、特に他者との交流によるストレス発散としての目的も担っています。

レクリエーションを主体的に運営していくのはケアワーカーです。看護師は、主にそのサポートや体調管理として関わっていきます。

しかし、スタッフの人員が少ない時などは、看護師も主体的にレクリエーションを仕切ることもあります。

レクリエーションの種類は、季節に関する催し物や集団ゲーム、歌唱、手芸、習字、麻雀、囲碁など様々なものがあります。

看護師がデイサービスのレクリエーションに関わるちょっとしたコツ

看護師がデイサービスでレクリエーションに上手に関わるには、コツがあります。

デイサービスは病院や入所施設とは違い、疾患や障害を持ちながらも自宅で元気に暮らしている高齢者が利用しています。

そして一人一人の利用者さんが、リハビリや入浴など、それぞれの目的を持ってデイサービスに通ってきています。

レクリエーションは、ほとんどのデイサービス利用者さんが実施していますが、誰にでも同じように単純なレクリエーションを行うと中には拒否をされる利用者さんもいます。

特に認知面がしっかりされている利用者さんとってレクリエーションは、つまらない、子供だましのような印象を受けられてしまうことも多くあります。

利用者さんの認知面や運動能力に適したレクリエーションを考えることが大切でしょう。

ですから、ただのレクリエーションとして実施するだけでなく、看護師から医学的に何の効果があるかを説明して実施するようにしています。

その方が、利用者さんがより意欲的に取り組めるようになります。

例えば、ボールを使ったレクリエーションでは眼球と手を同時に動かすことにより、脳を刺激して認知症予防にも成ること、歌唱は口や舌を動かすので誤嚥予防になる、また発声は肺の換気を良くして肺炎予防になること等をわかりやすく説明するようにしています。

やはり、利用者さんが意欲をもって取り組むことができないと、デイサービスの継続的な利用や本来のレクリエーションの目的には繋がっていかないので、このような関わりは必要です。

しかしケアスタッフのみでは、疾患・障害に基づいたレクリエーションの意義を利用者さんへ説明したり、レクリエーション内容を提案することは難しいことです。

看護師による医学的視点からの助言や関わりは、とても重要であると思います。

看護師がデイサービスのレクリエーションに関わってやりがいを感じること

看護師のデイサービスでの役割は、健康管理や家族への情報伝達などがありますが、レクリエーションは大切な状態観察のポイントとなっています。

レクリエーションを通じて、利用者さんは意外な一面を見せてくれることがあります。

例えば、普段は覚醒が低下しがちで活気がない利用者さんが、麻雀で競うことで活気や笑顔をみせたり、認知症で落ち着かない利用者さんが手芸を行うことで凄い集中力を見せる、といった良い反応を得られることがあります。

このようにレクリエーションも、個人個人に合った課題を選んで提供することで、反応や効果も大きく変わってきます。

やはり良い反応を目にした瞬間は、レクリエーションにとてもやりがいを感じます。

特に自宅では何にも興味を示さなかったり、趣味がないような利用者さんは、「このまま認知症が進んでしまったらどうしよう」と心配している家族は多くいます。

デイサービスに来て、趣味や意欲を持ってできる活動が増えることは、家族もとても喜んでくださいます。

疾患や障害があっても自宅生活をより長く続けていくために、身体だけでなく精神面の健康管理にも関わっていくという視点もデイサービスで働く看護師には必要ではないかと思います。

ここまで聞いてみてどうでしょうか？

デイサービスのレクリエーションには、看護師も大きな役割を担っているといえるでしょう。あなたの経験を次のステージで生かしてみませんか？

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